建設キャリアアップシステムは、建設技能者の情報をシステムに登録します。その後、IDが付与されたICカードが交付されます。
そのICカードで本人の証明を行い、日々の就業実績を記録していきます。
建設キャリアアップシステムのメリットとしては以下の事が挙げられます。
- 建設技能者を客観的に評価することができる
- 経営事項審査の評点アップの可能性がある
建設技能者を客観的に評価することができる
建設技能者が自分の能力を証明する場合は、保有資格等を建設業者に提示する必要があったり、実務経験についても証明することが大変でした。
また、建設業者も優秀な人を雇いたい場合でも客観的な評価基準がわかりませんでした。
建設キャリアアップシステムへの登録することで、ICカードが交付されます。
このICカードを工事現場に設置される専用端末にかざすと、実務経験や保有資格、社会保険加入等の情報を建設業者や発注者に示すことができます。
そのため、働く現場にかかわらず、適正な評価を受けることができます。
経審の評点値がアップする可能性があります
令和元年9月13日に開催された国土交通省の中央建設業審議会において、建設キャリアアップシステムを活用した技能者能力評価が、公共事業の入札に参加しようとする建設業者に対する経営に関する客観的事項についての審査を行う「経営事項審査」の審査基準に導入されることが決定されました。
システムへの登録は義務か?
今のところ、建設キャリアアップシステムへの登録は義務ではありません。
ただし、外国人技能実習生を受け入れる際には建設キャリアアップシステムへの登録が必要になってきます。
そして、今のところ、システムへの登録がないというだけで今後はどうなっていくかわかりません。
恐らく、今後も建設キャリアアップシステムへ登録していく流れは加速していくと思われます。
なるべく早くに建設キャリアアップシステムに登録しておいたほうが良いでしょう。
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